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映画大好きchikaのレビュー日記
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2008.03.15 Sat 12:18:49
Tsotsi(邦題:ツォツィ)



「ツォツィ」とはスラム街の不良、いわゆる「チンピラ」を意味するスラング。南アフリカ、ヨハネスブルクのスラム街に暮らすツォツィ(プレスリー・チュウェンヤガエー)は、仲間とつるんで窃盗やカージャックを繰り返していた。ある日、高級住宅街にやってきた彼は車を運転していた女性を撃って逃走。やがて、強奪した車の後部座席に生後間もない赤ん坊がいることに気づいたツォツィは、赤ん坊を紙袋に入れて自分の部屋に連れ帰るが……。生後間もない赤ん坊との出会いで「人間性」に目覚めていく。

ツォツィは本で読んだこともあったし、レンタルショップに行く度に、すでに全部レンタル済みになっていた映画でもあったから見てみたかった。映画冒頭は、窃盗に殺人...などを繰り返すツォツィに腹立たしさが芽生えたが、しだいに彼も人間らしさ、人との絆を取り戻していく。だが、赤ん坊の母親はツォツィの撃った弾に命中し、一生車椅子。幸せだった家庭に不幸をもたらしたのはこの「ツォツィ」だ、という事実は消えない。「拳銃を持つ手で赤ん坊を拾った」というフレーズは心に残るものだけど、実際は助けたわけではなく、奪ったようなもの。スラム街の若者たちのリアルなのだろうか。。といった感想が映画を見たあとに感じたもの☆
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